2010年1月15日金曜日

価値観について考えてみた

価値観という言葉を最近よく耳にする。
価値観とは、「自分にとって何が大事か」ということで、時代とともに多様化しているようだ。

個人個人、育った環境や、受けた教育、経験、影響を受けた人、置かれている立場など、たくさんの要因によって、自分の大事なものは変わってくると思う。

会社のために働いて、月給とボーナスを貰う人生を選ぶ人もいれば、ビジネスを立ち上げて一生自分の尻を叩きながら生きる人生を選ぶ人もいる。
お金の使い方、時間の使い方、子育て方法などの違いが原因で、夫婦生活がうまくいかないこともあるだろう。
お金がかかるし自分の時間がなくなるから、子供は不要だ。という人もいれば、世の将来のため、子供は必要だ。と考える人もいる。
家族間、兄弟間、友人間でも、観点が違えば、価値観も違うことはしょっちゅうあるだろう。

そして、観点や置かれている立場が変わると、自分の信じていた世界が全く違うものに見えてくるかもしれない。
また、それによって「自分の大事なもの」が自然に変わってくるのかもしれない。

全ての人は、時間とともに生きているわけで、その年の分だけ、それぞれ違う経験を積んでいる。
だから、それぞれの人に尊敬すべき点がちゃんと存在していると思う。

そして、日本でも南アフリカでもどこに行っても、人間であれば隣の人と価値観が違うことはしょっちゅうあることだろう。
大きな力によって操作を行ない、全ての人の価値観を等しくしようとしている組織もあるかもしれない。でも、それは恐ろしいことだと思う。
だからこそ、価値観の違う人のことでも、リスペクトできる人、コミュニケーションが上手にとれる人を、私は尊敬する。