(数日前の出来事です)
ついに待望の日がやってきました!
明け方に重い生理痛のようなものが2~3分間隔で起こり、トイレに行くと出血が・・・
それを見た時に、「ああ、今日が出産日だな」という直感がありました。
深呼吸をしたり、リビングルームを行ったり来たり歩きながら痛みを緩和している約1時間。
痛みは少しずつ強くなり、再度トイレに行き、座ってふんばったところ「シャッパッ」と破水の音。
お世話になっているプライベートの助産婦さんのマリアンヌにパートナーが電話をすると、(自分で電話できる状態でなかったので)
「30分以内に病院に行くので、すぐに病院に向かいなさい」との指示が。
病院は、ケープタウンの Mowbray Maternity Hospital。
近所ではないので、移動に20~25分かかります。
到着するまでの間、陣痛が来るたびに「ヒッヒッヒッフッ」の呼吸で、赤ちゃんが出てくるのを抑えていました。
「どうかタクシーの中で出てこないで・・・」と祈りながら。
朝7時15分に病院に到着。
パートナーが、部屋のバスタブにお湯を張り始めました。
そう。私と彼は、赤ちゃんへのストレスを最小限にするというウォーターバースを希望していたのです。
しばらくして、部屋に来た病院のナースに「トイレが外にあるので、尿を取ってきてください。検査します。」と言われたのですが、私にはそんな余裕が無く、「今すぐプッシュしたいんですけど!」と伝えると、ナースが私の産道の開き具合を見てくれました。
既に赤ちゃんの頭が見えていて、プッシュすれば生まれてくる状態になっていたそうです。
マリアンヌは、その10分後に見習いの女性を連れて到着。
開き具合を確認し、既に産める状態の私を、褒めて励ましてくれました。
「バスタブに入りましょう。」との指示を受け、湯につかると、痛みが半減したといっていいほどリラックスすることができました。マリアンヌは、私のパートナーに「あなたもバスタブに入ってママをサポートしなさい。」と提案。彼もバスタブに入り、私の背後からお腹をさすってくれました。
陣痛に合わせてプッシュ。
またプッシュ。
「リラックスして」と言われ、体を緩める。
マリアンヌが心拍測定器をお腹にあて、赤ちゃんの心音を確認。
その心音を聴いた時、心に浮かんだことは、「赤ちゃん・・・一生懸命出てこようとしている・・・」
そして次のプッシュ・・・
私の足と足の間には、赤ちゃんの頭がありました。
さらにプッシュ。
するっと肩が出てきて、続いて体が出てきました。
私は自分の手でその体を取り上げ、胸に乗せました。時間は、朝7時52分。
憧れていたウォーターバース。
赤ちゃんと私たち二人に強い絆ができた気がします。
この出産の様子は、マリアンヌの見習いの方が撮影してくれていたので、とてもいい記念になっています。
たくさんの感謝を彼女たちに。
そして、ブログを読んでくださっている方々に、いいご報告ができ、とてもうれしく思っています。