2010年7月16日金曜日

映画で感じる「南アフリカ」 


先日、映画「Tsotsi」(監督:ギャヴィン・フッド / 南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身)を見ました。
主人公、はヨハネスブルグのソウェト(South Western Townships)に住むギャングの若者です。

2005年に公開された映画ということで、1994年にネルソン・マンデラ氏が南アフリカの大統領になってから約10年後の様子が描かれています。
政治が白人から黒人へと引き渡された1994年ですが、経済力はどうか?というと、殆どは白人によって握られているのが実情です。
映画の中でも描かれていますが、タウンシップには多くの人が住み、電気や水道が十分にない生活をしています。
そして、夢を持てない生活の中で、ギャングになり、犯罪を犯し、殺人さえも行う生き方を選ぶ若者も多くいます。

映画は、そんな若者が、生後数か月の赤ちゃんを通して自分と向き合うことになり、「生きること」を考え始めるというとてもいい映画でした。
まだこの映画を見ていないという方、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?