2009年10月30日金曜日

誤った情報と偏見

友人の子供が通う小学校で学芸会があるとのことで、さっそく行ってみました。
出し物は「アラウンド・ザ・ワールド」
子供たちが気球に乗って世界を旅し、いくつかの国を紹介するというものでした。

パンフレットを開いてみると、いくつかの国の中に
日本「ジャパニーズガールズ」という項目が。
さて、子供たちが何をやるのか。

子供たちがステージに現れました。


ステージは後半にさしかかり、ジャパニーズガールズの出番。

日本の紹介内容は、
日本人はお箸でご飯を食べるのが好き。
着物と呼ばれるガウンを着ている。
日本はアジアに位置する。

そしてジャパニーズガールズに扮した子供たちがステージで傘を持って静かな踊りをはじめます。
BGMスタート「雨、雨、降れ、降れ、母さんが~」

しかし、この衣装はどう見ても日本の着物ではないです・・・
チャイナタウンで売っているような服・・・


他に紹介していた国々についても、その国の伝統を紹介したいという意図は読み取れるのですが、どうもステレオタイプの紹介の仕方。
私とパートナーは、しばらくステージについて意見交換をしていました。

子供たちは、大人が教えた通りの素晴らしいパフォーマンスをしていましたし、とても誇り高い頑張りを見せてくれました。ただ、大人は子供に正しい情報を教えてあげるべきですよね。日本人も、海外の文化を教育現場やメディアで取り上げる際、誤解や間違いがないように扱ってほしいと願わずにはいられませんでした。