2010年2月10日水曜日

映画で感じるセンチメント

昨夜、「単騎、千里を走る」(中国名:千里走単騎)という映画が放送されていました。
監督は、チャン・イーモウ
主演は、高倉健

日中の共同制作で、日本では2006年に公開された映画です。

高倉健さんは、認知度の高い俳優さんの一人。
私のパートナーも、若かりし頃から彼のことは知っていたそうです。

映画「単騎、千里を走る」は、父と息子について描かれたドラマで、長年疎遠だった民俗学者である息子が病に倒れたことを知らされた父親が、息子が撮影した中国の仮面劇(儺戯)役者のビデオを見て、単身中国に渡る決断をし、言葉のわからない中国で新しい出会いを経験していく。というお話でした。

このような、家族のドラマや、父と息子、母と娘のようなテーマを扱った映画は、アジアだけでなく、アフリカにもとても多いようです。
私のパートナーによれば、ナイジェリアの映画は特に、家族の問題や絆を扱ったものが多いそうで、彼のお母さんも大好きなのだそう。そういえば、ロンドンにいたころも、週末に彼のいとこ達を訪ねると、家族や友人がリビングに集まって、ナイジェリアン映画を見ていた記憶があります。

昨夜、「単騎、千里を走る」を見た南アフリカの多くの人も、泣きながら映画に共感していたかもしれません。どこの国に居ても、どこの国で生まれ育っても、家族に対するセンチメンタルな感情は、共通に存在するのかもしれませんね。