2009年8月9日日曜日

Woman's day から学ぶ 戦う勇気

8月9日は、Woman's day。
南アフリカの国民の祝日です。

1948年-1994年 南アフリカにはアパルトヘイトがありました。
これは、白人と黒人を差別し、黒人の立ち入れる区域を制限する人種差別政策です。


1950年にUrban Areas Act(A.k.A the pass laws)が定められました。
これは、パス無しで白人エリアに立ち入った黒人は捕まってしまう。という法律で、
黒人の人たちは、自分の地元を移動するだけでもパスを見せなければなりませんでした。

想像してみてください。
自分の国のたった隣の区に移動するだけなのに、いちいちチェックされる・・・

この自由の無さ、フラストレーションに対して、
男性だけでなく、自分たちも戦わなければいけないという使命を持った4人の女性、
Helen Joseph, Rahima Moosa, Sophy Williams, Lilian Ngoyi は、
抗議デモを企画し、1956年8月9日、様々な人種の女性たち20000人を集結させ、デモ行進をしました。

100,000以上の署名された請願書を当時の首脳J.G. Strijdomのオフィスのドアに残し、南アフリカの首都プレトリアのユニオンビルのステージで、女性たちは背中に子供を背負いながら自由を訴えたそうです。

8月9日「Woman's day」は、この勇気ある行動を讃え、アパルトヘイトが終わり、新政府が誕生した1994年に始まりました。