2009年12月15日火曜日

背景にあるものは?

カリフォルニアで行われた「Uniting Antient Wisdom with Modern Science」という会合に招待された私の通っている助産婦さんのMarianne。
今日は彼女がセミナーを開いてくれるというので参加をしてきました。

ナチュラルバース、ホームバース、帝王切開など、合衆国が調査をした情報を公開してくれたのですが、一番ショックを受けたのが、帝王切開の危険性についてでした。

調査によると、合衆国では出産の30%が帝王切開によるもので、年間60万件の不必要な帝王切開が行われているそうです。南アフリカでも帝王切開を勧める病院が増えているとのことでした。

助産婦さんからの情報によれば、帝王切開による母体の死亡リスクは、自然分娩に比べて2倍だそう。

ではなぜ、医者が帝王切開をしたがるのか?
背景にはビジネスとお金が絡んでいるとのことでした。

日本のウェブサイトでも、「帝王切開が増加傾向。その背景にあるものは?」「帝王切開、なぜ増える 20年で1.6倍に」と増加傾向にあるようです。

医師から「赤ちゃんを救うためには帝王切開しかない」と言われれば、両親は「ノー」とは言えません。
しかし、それが病院や医者のビジネスだとしたら、まるで犯罪行為ですよね。

こちらの病院の中には、帝王切開と同時にタミータック(お腹の脂肪を取り除く手術)サービスを行っているところもあるようで、「自分の国で手術するよりも安く上がる」とやってくる妊婦たちもいるようです。

赤ちゃんにかかるストレスや後遺症のリスクを考えたら、かなりの無責任さを感じてしまいます。